適材適所の収納で快適な暮らし

快適な家づくりにおいて、収納は重要なポイントになります。収納の配置や広さは、無駄のない自然な流れの生活動線を考慮することが、基本となります。どこにどうものを収納すれば良いのかを、想定することが必要でしょう。

玄関のシューズクロークは容量十分

玄関にシューズクロークを作るのは、私たちの希望でした。実際のシューズクロークは、ベビーカーやテントなど比較的大きなものも収納できる広さです。備え付けの棚のおかげで、小物を整理して収納することができ、便利に活用しています。

また、玄関とのシューズクロークの間に扉を設置しました。収納を見せることなく、いつも玄関にものを置かずに済みます。

ただ扉を付けたことにより、玄関スペースが狭く、圧迫感を感じてしまうことが難点でした。家の顔である玄関は、スペースを広く取った方が、ゆとりを感じられるのだと改めて感じました。

備え付けのリビング収納でスッキリ

リビングに、収納は欠かせません。家族みんなが集まる場所なので、必然的にものが増えます。ものが散らかりやすいのが悩みの種。そこで、備え付けのリビング収納を作ることにしました。我が家のリビング収納は、カウンターキッチンの裏側の面に位置します。キッチン収納の戸棚と同じ仕様にし、統一感を持たせました。部屋全体をスッキリ見せることができます。

ダイニングに座りながら、手の届く位置に必要なものが揃っているので、使い勝手が良いです。また、使ったものをすぐにしまえるように定位置管理することができます。これにより、ものが散らかったとしても、片付けやすいリビングになりました。

和室の押し入れ収納

和室にある押し入れ収納は両開きの扉で、ものの出し入れがしやすい仕様で、且つ大容量です。今はキッズスペースとして使われているので、収納も子供用の隠しタンスになっています。主に、子供の服や季節の置物などを収納しています。

一方で、容量がある割に、それを生かしきれていないなと感じている場所でもあります。今後、子供が自分の部屋を使うようになってから、この収納をどう使うかは思案中です。

各部屋に設置したクローゼット

2階の各部屋には、クローゼットがあります。子供部屋を使うようになったときにも、自分のものを自分で管理できるようにするためです。将来、活躍するスペースになります。

寝室には、2畳ほどのウォークインクローゼットを作りました。夫婦二人分の服と大きめのトランクが収まる十分な広さの収納です。季節物の服は、ハンガーラックに掛けておけるので、しまわれた服を引っ張り出す手間が省け、毎日の服選びが楽になりました。

生活動線を考慮した収納の配置

注文住宅なら、デットスペースを生かすことや自分たちの生活に合わせた設計が可能です。余裕を持たせた広さと生活動線を考慮した配置を想定していくと良いでしょう。変化するライフスタイルに合わせた使い方ができる収納が、理想的だと言えます。その時々で、ある収納をどう生かしていくかということは、今後も続く私たちの課題です。