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投稿者:iewokanngaeru

壁のお手入れ

今回はいくつか壁のお手入れをご紹介します。

まずは漆喰壁のお手入れ

漆喰は水拭きができないので、汚れがひどくなる前にブラシで埃を取ったり、サンドペーパーで軽く擦って落としましょう。汚れを落とす際に強く擦り過ぎてはその部分だけが目立ってしまうので気を付けましょう。

次に布壁のお手入れです。

布壁は埃焼けしやすく、色も褪め生地が傷むので毎日のハタキがけが大切です。汚れはお湯と住宅用洗剤とアルコールを40:1:1で混ぜた液体を歯ブラシのつけ軽く叩いては布で押さえるようにしてください。キレイになったら洗剤分を除き、乾いた布で湿り気をとります。強く叩きすぎたり、必要以上に濡らすと剝れるので注意が必要です。汚れやすい環境で、どうしても汚れを防ぎたい場合は、フッ素樹脂系の防水スプレーをあらかじめ吹いておくといいでしょう。

京壁のお手入れは、時々軽くハタキがけをすると良いのですが、その場合は荷造り用のポリヒモでハタキを作ると良いです。汚れには液体洗剤が使えないので、ハタキで普段取れないものは歯ブラシなどで軽く擦る程度しかないでしょう。汚れに消しゴムを試してみてください。

最後に落書きの落とし方です。小さなお子さんがいらっしゃると必ずと言っていいほど、壁に落書きをして遊びます。わたしも子供のころよく落書きをして叱られた記憶があります。最近では落書きをしても消すことのできるクロスなどもありますが、そうでなければなかなか落ちないのが壁の落書きです。もちろん、家族で暮らす家のかけがえのない思い出としてとっておくのもいいのですが、残念ながらなかなか芸術的な落書きには出会えません。そこで落書きの落とし方のご紹介です。鉛筆汚れや薄い手垢程度の汚れは、消しゴムでマメに消しましょう。クレヨンはテレピン油を布につけて、布の場所を変えながら叩いて落としましょう。後は乾いた布で湿り気を取っておきます。漆喰壁等は目の細かい紙やすりでそっと擦ってみてください。擦り過ぎは白く目立つようになるので注意が必要です。シールの場合は熱いタオルを1~2分あててからはがすと良いです。あとが残ったら住宅用クリーナーを塗ってしばらく置いてふき取ります。

漆喰壁・布壁・京壁は十分に注意しながらお手入れが必要です。少し不安があるようでしたら住宅の建築をお願いした工務店やハウスメーカーなどに相談してみるのが一番かもしれません。