お風呂のお手入れを少しご紹介します。
まずは、ホーロー風呂のお手入れです。
ホーロー風呂は、表面のガラス質を傷めないようにすることが大事です。クレンザーやタワシは使わず、洗剤をつけて5分程度でこすり落としましょう。硬いものをぶつけりしないように気をつけましょう。錆は見つけ次第すぐ手入れをして下さい。錆が落ちるまでペーパーで磨き、市販のホーロー補修材で塞いでください。
次にステンレス風呂のお手入れです。
ステンレス風呂の水垢の原因は水道水に含まれる塩素なので乾いた布でよく拭いて光沢を保つようにしてください。取れにくい水垢には、粉石けんを多めにしてクレンザーと混ぜたものを濡れたスポンジにつけて、同じ方向にこすります。
最近の浴槽は、メーカーによって違いますが浴槽の素材や形状も様々な種類があります。浴槽やエプロンもお手入れがしやすく、浴室全体も乾きやすくお掃除が楽になりました。床もお掃除がしやすくすべりにくい素材で、安全です。またヒートショック対策で、浴室や脱衣室への暖房設置も増えてきています。
私は以前お風呂場で転んで、骨折した経験があるので、滑りにくいお風呂の床というのは、高齢化が進むなか、とても必要ではないかと思っています。
お風呂のお手入れがすんだら、桜湯はいかがでしょうか。今回は、桜湯のご紹介です。
桜は国花であり、お花見など日本人の生活や文化に深い関りがあります。
桜の薬効は樹皮にあり、歴史も古く江戸時代から庶民の間で薬として普及されました。現在でも樹皮の抽出エキスには咳を鎮め、痰をとる効果が認められ、ブロチンの名で製品に配合されています。樹皮を煮出した桜湯には消炎作用がみられ、湿疹や打ち身の炎症に、濃く煎じた液を塗ると効果があるようです。 桜湯の作り方はソメイヨシノ・ヤマザクラ・オオシマサクラなど、夏に樹皮を剥ぎ、刻んで日干しにします。乾燥した樹皮50gを布袋に詰めて鍋に入れます。煮汁は布袋ごと浴槽に入れます。彩に花びらを浮かべると風情がでて、とてもリラックスできるのでお勧めです。